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マエヒロシェルターMID+マエヒロドームで、愛車と泊まる愛車泊を楽しもう
2025.08.08

- INDEX
マエヒロシェルターと新アイテム マエヒロシェルターMIDを徹底解説。
広大なリビングスペースが特長のマエヒロシリーズ。その中でもマエヒロシェルターシリーズは、単体でタープテントとして活用できるだけでなく、テントと組み合わせることで、広い前室空間を作り上げることのできる注目ギア。既存モデルのマエヒロシェルターはコンパクトさと広いスペースが特長のソロキャンプやキャンプツーリングなどに適したモデル。そして新たに登場したマエヒロシェルターMIDは、テントへの接続方法の変更や、サイズの拡大により、より高くゆとりのあるスペースを作り上げることのできるニューアイテム。
まずはマエヒロシェルターとマエヒロシェルターMIDの違いをチェックしていくよ。
1.マエヒロシェルターと新製品マエヒロシェルターMIDの比較
①マエヒロシェルター
さまざまなテントに組み合わせることで、広い前室を実現できるマエヒロシェルター。
形状としては8つの頂点を持つ、タープに似たスタイル。そこにアーチ状のポールを組み合わせることで、設営しやすく、使い勝手の良いタープに仕上げられている。
通常のタープとテントの良いとこどりな形状で、ファスナーによる大型出入口も装備。単体での使用にも、テントと組み合わせての使用にも便利な、これまでにないキャンプギアなのだ。
軽量で収納サイズもコンパクトなため、バイクや自転車、徒歩でのキャンプにもオススメ。
②マエヒロシェルターMID
好評を博したマエヒロシェルターをサイズアップしたのが、新登場のマエヒロシェルターMID。
より正確に言うと、マエヒロシェルターの全高をさらに高くすることで快適性を増したモデル。最大高を数字でチェックすると、マエヒロシェルターが最大高160cmだったのが、マエヒロシェルターMIDでは170cm。ここはアーチポール部分に掛かる部分で、出入口の高さが約10cm高くなっている。さらに全体の形状変更、そして後端ポールがより長さのあるものになったため、全体の容積は高さ方向を中心に、非常に大きくなっている。構造変更により、これまで以上に大きなテントにも対応。
高さ方向に拡大したことにより、タープ内での着替えも非常に楽だし、バイクの乗り入れも余裕。もちろん車種による差はあるかもしれないが、ほとんどのバイクであれば大型でも余裕なはず。
収納サイズもマエヒロシェルターより大きくなっているため、バイクや自動車でのキャンプにオススメ。
③マエヒロシェルターとマエヒロシェルターMDのサイズ比較
具体的なサイズの違いを見ていくよ。マエヒロシェルターMIDのサイズ約330cm×280cm×h170cm。
マエヒロシェルターのサイズは、約330cm×280cm×h160cm。
数字で見ると高さ以外はほぼ同じ。ただ、実際にはこれくらい違うよ。濃い色がマエヒロシルターで、薄い部分がマエヒロシェルターMID。
※マエヒロシェルターMIDには別売オプション アルミポール165を使用数値ではわかりにくいけど、実際にはこれくらい違うので使い勝手もかなり変わってくるよ。
その他、値段等の違いはこんな感じ。
項目
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シェルター
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シェルター MID
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価格(税込) | 21,780円 | 29,700円 |
対応高さ | 95–125 cm | 95–150 cm |
収納サイズ | 約44x10㎝ | 約48x15㎝ |
重量 | 約1.35 kg | 約1.6 kg |
特徴 | ソロキャンプ特化 | バイク収納対応・デュオ使用もOK |
2.マエヒロシェルターMIDで愛車泊をしてみる
ここからは、新アイテムであるマエヒロシェルターMIDを使って「愛車泊」をしてみるよ。愛車泊、つまり「愛車のバイクと一緒に寝るキャンプ」ね。
通常、キャンプツーリングの時ってバイクはテントの横が定位置なんだけど、マエヒロシェルターMIDの広さを活かしてバイクと一緒に寝るという、非日常体験を楽しもうという試み。
愛車を同じ空間に感じながら就寝するのって、ガレージハウスでもなければ難しそうだし、相当特別なエクスペリエンスですよ。
今回のキャンプ地は、ふもとっぱらキャンプ場。夏場はやっぱり山のキャンプ場がオススメなんですよね。涼しさで身も心もリフレッシュできるよ。
愛車のCT125ハンターカブでキャンプツーリングに向かうよ。積載については、ヘンリービギンズの2wayシートバッグのトップにマエヒロドームとマエヒロシェルターMIDを載せてみた。2wayシートバッグはフラットな形状のおかげで拡張性が高くてお気に入り。
マエヒロシェルターよりもマエヒロシェルターMIDの方が収納サイズは大きいものの、とはいえ十二分にコンパクト。余裕を持って積載できた。シートバッグの中には、マットやクッカーなどを入れてあるよ。
今年も例年通りの猛暑なので、道中は非常に暑い。夏場のキャンプツーリングでは、熱中症対策もお忘れなく。道の駅などで、まめに休憩を挟むのも大事。無事に到着したので、さっそく設営をしていくよ。
最初はマエヒロドームから。ソロキャンプの満足度を高めてくれる、前室の広大さが魅力の2ルームテント。完全自立型なのも特長で、設営後に傾斜や風向きにたいして微調整できるのが凄く便利。
インナーにフレームを装着して、フライを被せて完成。
マエヒロドームをペグダウンして完成させたら、次はマエヒロシェルターMID
マエヒロシェルターMIDをテントに接続するには、別売りのアルミポール165を使って小川張り的な設営するよ。一般的なタープでの小川張りと違ってテントとの接続を考慮した設計なので、すごく簡単に接続可能。
注意するのはアーチフレームの位置くらいかな。あまりテントに寄せすぎると容積が少なくなってしまうし、離し過ぎるとプライベート感が減ってしまうので、好みに合わせた位置で。マエヒロドームとマエヒロシェルターMIDを合わせて、設営時間は30分くらい。一般的な小川張り設営より相当早いんじゃないかな。
設営出来たので、マエヒロドーム+マエヒロシェルターMIDの広さを見ていこう。まずは一番手前、マエヒロシェルターMID部分。
ここはガレージ兼リビングとするよ。バイクを入れてその横でくつろいだり、夕食を食べたりするスペース。
アーチポールのおかげで間口が非常に広く快適。普通のタープだと頂点が高くても横部分が低くなりがちなんですよね。
ハンターカブを入れてみたけど、実に余裕。通常のマエヒロシェルターでもハンターならギリギリ入るんだけど、MIDなら余裕たっぷりよ。
ちなみに横にコットを置くこともできるくらいゆとりがあるので、マエヒロシェルターMID単体で設営してデイキャンプでの休憩にも便利。
お次はマエヒロドームの前室部。
マエヒロドームはその名の通り前室が広いので、チェアを置いて休憩するのにも十分な広さがあるよ。
十分に広いんだけど、マエヒロシェルターMIDを接続してるので、あえて今回はシートバッグなどの物置兼玄関みたいなイメージ。玄関というより土間かな。
ラストはマエヒロドームの寝室部。ここは通常通り寝室として活用するよ。ソロテントだけど幅が120cmあるので、一般的なテントサイズでいうと1.5人から2人弱の広さ。
ハイブリッドマットを置いてみても、左右にゆとりがたっぷり。あとは天井にランタンをひっかけて快適な寝室にしておくよ。
寝室部分の出入り口を開けると、チェアの向こうに愛車。想像以上の秘密基地感に至極満足。
夜間に雨が降っても安心だし、バイクへの夜露の影響も最低限に抑えることが出来そう。
無事に設営も完了したので、周辺を散策したりとキャンプを満喫。
そろそろお腹が空いてきたので、夕飯の準備を始めるよ。今日の夕飯は油そば(まぜそば)。
麺とスープ、あとは地元スーパーで買った煮豚とメンマ、ネギ、海苔、そして生卵を用意してきたよ。材料は多いけど、メスティンより大きめで調理のしやすいクリップクッカーならジャストフィット。
卵が割れたらイヤなので、コンビニゆで卵のケースを再利用。
クリップクッカーにお湯を沸かして麵を茹でたら、タレをかけて具をのせまくるよ。具を奮発しすぎて麺がほとんど見えないけど。クリップクッカーは結構奥行きがあるので、実は麺もかなりたっぷり。わしわしと混ぜたら良い感じ。
夕飯を食べたり焚き火を楽しんだりして、キャンプの夜は更けていくよ。
ガレージ状態のマエヒロシェルターMIDに収められたハンターカブも良い感じ。
そして愛車の存在を感じつつ就寝。キャンプはやっぱり最高ですね。
寝てたら夜中に雨が降ってきた。結構な勢いの雨で何度か目が覚めたけど、マエヒロシェルター部分の背が高いので、バイクの横にチェアを置いてくつろいだりできた。
マエヒロドームとの接続部からの雨漏りも全然なし。雨が強くなっても、マエヒロドームもマエヒロシェルターMID内も驚くほどに快適だった。
朝になったらすっかり快晴。富士山も少しは見ることが出来た。
まとめ
テントを拡張することで、キャンプの可能性を拡大させてくれるマエヒロシェルターシリーズ。一般的なタープよりもプライベートな空間を作ることができるだけじゃなく、圧倒的な広さは可能性無限大。個人的には、今回のガレージスタイルはほんと最高。バイクを愛してやまない人には、ぜひ愛車泊を試してみて欲しい。