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バイクでキャンプへ!快適な道具選びと荷物の積載テクニック
2024.10.03
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バイクのキャンプツーリングは車と違い、持っていく道具に制限があります。そんな中でも必要最小限のミニマムな装備だったり、コットやマットといった快適な就寝道具を選ぶ人、調理道具やお気に入りの照明などを積んで満載の荷物とともに旅する人だったりと、ライダーそれぞれでツーリングのスタイルは違います。またスーパースポーツ・アドベンチャーモデル・ツーリングモデルなどバイクの種類によっても荷物の積載方法は大きく変わってきます。キャリア・バッグ・ボックスなど正しい荷物の積み方を知って、あなたも積載マスターを目指そう。
1,ツーリングライダーの憧れ、ボックスが最適な車両とは?
最近ボックスを着けたバイクが増えましたが、中でもアドベンチャーバイクはボックスとの相性がバツグンです。何といってもボックスのメリットは、装着するだけで旅バイクとして高級感あるイメージが完成することです。全ての荷物をボックス内に収納するので、荷物は絶対に濡らしたくない、鍵付きで防犯性を確保したいというライダーに好評です。まさにツーリングライダーの憧れを体現できるのがボックスの最大の魅力です。
そんなボックスにもデメリットは存在します。どうしてもボックスを着けると大きさや重量があるため、車格が小さい車両には不向きです。(ボックスのサイズには各種あり、比較的小さめのサイズを選ぶという手もあります)また構造上ボックスが取付にくいバイクも存在し、サポート+ベース+ボックスのセットが必要となるため高額になります。もっと安価に装備をそろえたいという方はシートバッグがおすすめです。
2,キャンプツーリングには四角型のボックスがおすすめ
GIVI OBKN58Bモノキーケース
外部寸法 | H323×W555×D454mm |
容量 | 58L |
積載重量 | 10kg |
ケース本体は1.5mm厚のアルミ板と角部分の補強にテクノポリマーパーツを採用した堅牢な構造です。
GIVI® B42N 未塗装ブラック
重量(ベース込み) | 4.2kg |
奥行×幅×高さ(外側) | 456×567×311mm |
最大積載重量 | 3kg |
プッシュダウンクローズシステム付き |
※キャリア本体の積載制限以上は積載しないでください。
キャンプツーリングはどうしても荷物が多くなりがちです。荷物を隙間なく積むことができる四角型のボックスはパッキングがしやすいため、ツーリングライダーにおすすめです。
3,ツーリングの万能選手、シートバッグをオススメしたい方とは?
ボックスに比べて取り付けの自由度が高く、多くのバイクに装着できます。大きな車両でも小さい車両でも取り付けできるので、あらゆるライダーにおすすめです。バッグのみでキャンプ用品を積載可能で、取り外してテント内に入れることも可能です。シートバッグは種類が豊富なため、スタイルや好みに合わせて自由に選べます。
シートバッグのデメリットとしては、後方に固定ベルトで装着できない車両は、キャリアの装着が必要になります。また急な雨に降られると荷物が濡れてしまうことがあります。
4,キャンプツーリングにはヘンリービギンズシートバッグが最適解!
ヘンリービギンズのシートバッグは、底面・前後面の補強パネルと金属ワイヤーがバッグの剛性を確保しているため、荷物を満載に積んでも荷崩れや型崩れがしにくいです。
キャンプツーリングに適したM~Lサイズでは荷物を満載した状態でも両サイドが開くので、下に入れた荷物へ簡単にアクセスが可能です。出先での急な雨も、付属のレインカバーを使えば安心です。使わない時にはサイドを折り畳めばバッグを小さく保管できて、マンションやアパート住まいの方でも場所を取らず収納できます。
◯HenlyBegins® シートバッグPROⅡシリーズ
N25Bイージーリングベルト(4点支持)+サブベルト(2点支持)で、バッグを強力に固定します。中央の特殊ノンスリップシートは幅広い車種で荷物のズレを防止するのでYZF-R25・Ninja250などのスポーツモデルへの取り付けも可能です。連結ベルトを使えば負荷の掛かった状態でも型崩れしません。隠しポケットやPALSテープを装備しているので、工夫次第で自分仕様のバッグに変化します。
バッグを装着したときの操縦性・跨りやすさ・車体とのバランスを考慮して、シリーズを通して高さ30cm以下、奥行32cm以下に設定しています。サイドのファスナーを開ければ容量がアップし、急に荷物が増えても安心です。
開口部も広めの設定で、長い荷物の出し入れにストレスを感じません。サイドポケットはすぐに使いたい小物入れとして便利です。
金属ワイヤーと補強パネルにより、荷物が収納しやすいスクエア形状を維持します。
荷物満載でも両サイドが開くので下に入れた荷物にアクセス可能。サイドを折り畳めば大きなバッグを小さく保管ができます。
付属の長物固定ベルト(ホールドベルト)でバッグのDカンやテープを使ってマットや寝袋などの長物を固定することもできます。また、フラップ上面についているバックルを使ってバッグを連結することも可能です。その他にもポーチをつけたりマグカップをぶら下げたり、幅広い機能と拡張性であなただけのオリジナリティあふれるバッグにカスタマイズが可能です。
◯HenlyBegins® キャンプシートバッグSYSTEM
底面・前後面の補強パネルと金属ワイヤーがバッグの剛性を確保しスクェア形状を維持します。開口部が広いので長い荷物の出し入れにストレスを感じません。荷物満載でも両サイドを開ければ、下に入れた荷物にアクセスが可能。オプションのポーチを組み合わせることで容量アップはもちろん、ガストーチやペグ、ハンマー等、細かい荷物や収納に困るものをそれぞれのポーチで荷物を分けて持ち運ぶこともできます。
サイドを折り畳めば大きなバッグもコンパクトに保管できます。底面の赤いテープにシート後端を差し込めば、スポーツバイクの平面が小さなシートでもずれを防止して固定可能です。連結ベルトを使えば負荷の掛かった状態でも荷崩れしません。
5,サイドバックを使ってさらに積載容量アップ
サイドバッグを使用すると、容量に余裕ができるためキャンプツーリングの荷物の積載が楽になります。また、シートバッグは荷物を探すのが大変なため、すぐに取り出したいレインウエアやお財布などをいれるのにも便利です。
サイドバッグを使う際の注意点として、片側だけに重い物を入れると左右の重量バランスが崩れてバイク操作に影響が出ることがあります。サイドバッグへはバランスをとりながら、できるだけ軽い物を入れるようにしましょう。
DHS-20 サドルバッグ WR 10ℓ ブラック
インナー防水構造で急な雨でも安心。フラップのファスナーポケットと内側ポケットにはすぐに取り出したいモノや小物を入れておけます。
水の浸入を防ぐシーム加工。小分けポケット付き。底面は熱に強い帆布生地を使用。背面部をサドルバッグサポートに差し込むことで走行時の振れを抑制します。
6,工夫次第で使い勝手が良くなる、ツーリングネットやコードをもっていこう
バイク積載の予備として、ツーリングネットやコードをもっていきましょう。行きは綺麗にパッキングできたのに、帰宅時にはごみの持ち帰りやお土産などで荷物が増えてしまいパッキングがうまくいかないときなど、幅広く活用できます。車両へ荷物を取り付ける際の保険として、二重に使えば荷崩れを防いで安心感も高めてくれます。
◯オススメツーリングネット UT-NETⅡ L
- ストレッチ生地で荷物にフィット!
- 防水性があるストレッチ生地にするなど、各部を見直しました。
- 生地タイプで、荷物が目立たない。
- 小さな荷物も飛び出しにくい。
- 防水生地で荷物がぬれにくい。
- 薄生地だからコンパクトにたためます。
- 付属のフックでキャリアやシートバッグのDカンに簡単に固定が可能。
- 2か所にゴムの調整があり、荷物にフィットしやすい構造になっています。
- サイズ:420×600mm
7,ツーリングライダー必見、安全な積載方法とは?
キャンプツーリングに必要なアイテムの総重量は約10㎏以上になります。バランスの悪い積載方法では操縦性に大きな影響を与えることがあります。たくさんの荷物を積んでも安全で快適に走行できるよう、ポイントを押さえて積載の知識を身につけよう。
ポイント1 ◯軽量でコンパクトな道具を厳選して選ぶと積載が楽になる
キャンプ道具を選ぶ際は、できるだけ軽さと携帯性を重視しましょう。全体が軽くて小さな荷物ならパッキングもしやすく、バイクの操縦性も悪化しにくくなります。チタン製のアイテムは軽量でキャンプ道具としては理想的ですが、鉄素材に比べてコストも高くなりがちです。ただし良いものを長く使うことで所有欲も満たされ、最終的にはコストダウンにつながります。自分の予算に合わせて、少しずつ揃えていくと良いでしょう。
ポイント2 ◯重い物や平物は、できるだけ下へ収納しよう
重い物を上の方に収納すると、重心が高くなりバイクがふらつく原因になります。荷物の重心を低くすることでバランスが取りやすくなり、バイクを安全に走行することができます。また平物もバッグの下部に入れると底板代わりになり、荷物が安定します。
ポイント3 ◯グランドシート、チェア、テーブルは取り出しやすい場所へ
グランドシート、チェア、テーブルは取り出しやすい場所に収納しましょう。キャンプ場についてテント設営するとき、ちょっとした工夫で快適にキャンプできます。
- グランドシートを広げて、シートバッグを置こう(地面に直置きして汚れるのを防止)
- チェアで長時間走行してきた身体を休ませれば、次の作業もスムーズに行える
- テーブルを早めに設置すると、小物を置いたりでき、作業スペースとしても便利です
ポイント4 ◯安全なシートバッグの固定方法
シートバッグを固定するときは、いきなり固定するのではなく、バイクにバッグを仮置きしておおよその積載位置を決めましょう。リアフレームやグラブバー、荷掛けフック、タンデムシートへの挟み込みなど、荷物が安定して確実に固定できる部分へ、バッグに付属するベルトで固定します。ウィンカーステーなど変形する箇所や、強度が足りない部分での固定は荷崩れの原因にもなるため絶対にやめましょう。余ったベルト類は意図しない部分に引っ掛かる可能性もあるため、できるだけまとめておきましょう。
シートバッグの詳細な固定方法はこちらの動画から
https://www.youtube.com/watch?v=qFluey2vSdU
ポイント5 ◯積載に関する法律に違反していないか確認しよう
◯道路交通法の確認
バイクへの荷物の積載には道路交通法の制限(高さ・幅・長さ)があります。
◯積載物の長さ | 乗車装置または積載装置のプラス30cmまで |
◯積載物の幅 | 乗車装置または積載装置のプラス30cmまで |
◯積載物の高さ | 積載した時に地上から2mまで |
◯積載方法 | 乗車装置または積載装置の前後30cm、左右15cmを超えないこと |
◯積載物の重量 | 積載物の最大重量は60kgまで(125cc以上の車両) |
「乗車装置」とはシートやステップのこと、「積載装置」とは荷台(キャリア)のことです。バイクへ荷物を載せる場合、乗車装置や積載装置からの制限内で積載する必要があります。
サイドバッグやパニアケースは「積載装置」とみなして問題ありません。
実は道路運送車両の保安基準では「物品積載装置は、堅ろうで、かつ、安全、確実に物品を積載できる構造であること」としか記載がないので、明確な定義はされていません。
しっかりと壊れにくく、きちんと物品が積載できるものであれば「積載装置」と考えて大丈夫です。
長さや重量の制限だけでなく、道路交通法では安全を妨げるような積載も禁止されています。
- 運転時の視野が悪くなる
- ハンドル操作を妨げる積載
- ミラーが見えない
- バイクが安定しない
- ウインカーやナンバー、テールランプ、ブレーキランプなどが見えない
正しい積載ルールを守って、安全にキャンプツーリングを楽しみましょう。
参考
- 道路交通法施行令第二十二条:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335CO0000000270#240
- 道路交通法第五十五条の2項:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105