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原付バイクでキャンプに行く時の積載ルールやおすすめアイテムを紹介

2023.11.28

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気負わず乗れるフレンドリーな存在として、初心者からベテランライダーまで幅広く人気を集める原付バイク。さらにツーリングの楽しみを広げるため、キャンプツーリングへの挑戦を考えるライダーも多いと思います。

今回は快適なツーリングを見据えた幅広いカスタムパーツを開発しているデイトナスタッフによる初心者でも安心して楽しめる原付バイクキャンプツーリングの押さえるべきポイントを紹介します。  

1.原付キャンプツーリングの魅力・メリットを紹介

原付バイクでキャンプする最大のメリット、それは何と言っても「車両の取り回しの良さ」です。キャンプ場は基本的に未舗装の地面です。雨上がりでぬかるんでいる場所を移動したり、柔らかくて足場が不安定な場所にバイクを停めたりする場面があります。そんな時も車両の軽さは初心者や女性ライダーにとって特に安心感につながります。カブ系の車両などはフレームが低いので、いざという時には車両に乗ったまま両足をついての移動も可能です。

「取り回しの良さ」はSNSで発信するライダーにとって、さまざまなメリットです。景色の良い場所や綺麗な花などの"映えスポット"を見つけたとき、ちょっと路肩へ停めて写真を撮影し、その場でSNSで共有といったことも気軽に行えます。一方で大型バイクでは停車したり、少し移動したりを面倒に思うこともしばしばです。小排気量車ならではの「気軽に思ったことを実行できる」ことは、原付バイクでキャンプツーリングする大きな魅力として感じられるでしょう。

さらに原付バイクには、リアボックスやキャリアなど豊富な積載パーツが販売されています。腕に自信のある方はホームセンターで材料を買って、自作することも可能です。予算や用途に合わせてパーツを自由に組み合わせ、自分仕様のツーリングバイクを作ることでカスタムも楽しめて、自分のバイクにより愛着が湧いてくるでしょう。

こうしたさまざまなメリットから、気軽に始められる原付バイクキャンプは、キャンプツーリングの初心者には特におすすめです。

    POINT
  • 原付バイクは取り回しが良く、初心者のキャンプツーリングに最適

  • 気軽に思ったことを楽しめるのもメリット

  • 豊富なパーツで"自分仕様"のツーリングバイクのカスタムを楽しめる

2.これだけは知っておきたい、原付バイクの積載ルール

ルールを守らずに違反で点数を引かれたり、反則金を払ったりするとせっかくのツーリングが残念な思い出になってしまいます。
原付バイクキャンプツーリングは、正しい積載ルールを守って楽しみましょう。

 

原付50ccの場合

積載物の長さ  乗車装置または積載装置からプラス30cm以内
積載物の幅 乗車装置または積載装置からプラス30cm以内(片側15cmまで)
積載物の高さ バイクに積載したときに地上から2m以内
積載方法 積載装置の前後30cm、左右15cmを超えないこと
積載物の重量 30kg以内

原付二種(51cc125cc)の場合

積載物の重量  60kg以内

原付(50cc)と違うのは積載できる重量のみです。
荷物の積載は制限さえ守っていれば何でもOKという訳ではありません。
その他の注意点として、以下のような積載方法も禁止されています。

  • 運転時の視野が悪くなる
  • ハンドル操作を妨げる積載
  • ミラーが見えない
  • バイクが安定しない
  • ウインカーやナンバー、テールランプ、ブレーキランプが見えなくなる

特にウィンカーやナンバーなどのテール周りで荷物が垂れ下がって見づらくなると、違反になってしまうため注意しましょう。

積載ルールに違反した場合

積載制限などを守らずに走行すると、当然ですが違反になってしまいます。

違反内容としては、

  • 積載物大きさ制限超過違反
  • 乗車積載方法違反

などに該当します。

いずれも違反点数1点、反則金6,000円(50cc5,000円)です。

 積載した荷物が途中でずれたり、落下したりすると思わぬ事故の原因にもなるので、必ず荷物はがっちりと固定してから出発するようにしましょう。

※参考:道路交通法施行令23条

3.原付バイクキャンプに最適な道具選び

原付バイクは大型バイクに比ベると、荷物の積載能力や重量に制限があります。重い荷物や大きいキャンプギアはバイクのバランスを不安定にして、ふらつきの原因にもつながります。

原付バイクキャンプで使うなら、できるだけ軽くてコンパクトな道具を選ぶようにしましょう。

 

おすすめアイテム1:アルミ鍛造ペグ  200㎜

軽量でありながら、高い強度のあるアルミ鍛造素材を使用したデイトナアウトドア・オリジナルペグ。テント付属のアルミペグは固い地面や石で曲がってしまうことも多い。テントの四隅をしっかりしたペグで固定することで、安心感がより高まってくる。

アルミ鍛造ペグ 200㎜をみる

おすすめアイテム2:neGla HOSHIZORAハイブリットマット

『軽量・コンパクト』だけど寝心地も譲れない。『多機能性』も合わせ持ったキャンプ用スリーピングマット。インフレータブルマットとエアマットの強みを合体して、快適な寝心地で過ごすことができます。

neGla HOSHIZORAハイブリットマットをみる

初心者でも怖くない、おすすめパッキング方法

パッキングは重いものを下へ、軽いものを上へが基本です。こうすることで重心が低くなってバランスを取りやすくなります。重いものを上に積んでしまうと、バイクがふらついたり、場合によってはバイクを支えきれずに倒してしまうことにもつながり危険です。

さらに使い勝手の良いパッキングとして、重さだけでなく使う順番や無駄なスペースができないよう考えてバッグ内に配置しましょう。レインウェアなどすぐに取り出したいものや小物類は、サイドポケットなどを有効活用するのがおすすめです。

またテントを設営するとき、バッグを地面に直に置く方が多いですが、グラウンドシートや大きめのレジャーシートを持っていくと便利です。サイトを決めたら、まずはシートを広げ、その上にバッグや使う荷物を広げていきます。こうすることで高価なバッグを汚さず、さらに必要な荷物を確認しやすくなり、効率的に設営することができます。

おすすめアイテム3:neGlaマエヒロドーム

広々とした前室は汚れたブーツなどを置いたり、雨の日の調理スペースとして使ったりとゆったり過ごせる2ルーム構造のドーム型テント。軽量コンパクトに収納でき、シンプルな構造のため、キャンプ初心者でも簡単に設営が可能です。

neGlaマエヒロドームをみる

おすすめアイテム4:HenlyBegins 2WAYシートバッグDH-751

バックパックとシートバッグの2通りの使い方ができるので、食材の買い出しや現地での観光などさまざまなシーンで活用できるシートバッグ。ツーリングバッグと連結すれば大容量の収納が確保でき、長期ツーリングにもマルチに対応します。

HenlyBegins 2WAYシートバッグDH-751をみる

おすすめアイテム5:フラットアルミテーブル520

フラットに折り畳むとHenlyBeginsシートバッグの底面にピッタリ収まり、バッグに荷物を入れても形状をキープするアルミテーブル。使用シーンに合わせて3段階の高さ調節が可能で、さまざまなキャンプスタイルに対応する万能選手です。

フラットアルミテーブル520をみる

クロスカブ110/デイトナアウトドア1泊2日仕様

サイドバッグ、サイドバッグサポート、HBキャンプシートバッグ システム(バッグ単体)

4.楽しいツーリングは事前のルート決めがポイント

原付バイクキャンプツーリングで気をつけたいポイントとして、事前にルートの下調べをしておくことをおすすめします。原付バイクでは一部のバイパスなど通行できない道路があります。スマートフォンのナビを使う場合、高速道路を使用しない設定にしていても、誤って原付バイクが通行できないバイパスに誘導されるケースもあります。そこで原付バイクツーリングにオススメなのが「ツーリングマップル」や原付通行不可の表示がある地図での下調べ。事前にルートを確認することで、予期せぬ道路への侵入を回避できます。

事前のルート決めでは、休憩ポイントや食材を購入するスーパーの位置なども確認しておきましょう。大まかなルートを決めることで、途中の景色や美味しい食事スポットを満喫する心の余裕ができるでしょう。

キャンプ場の近くにはガソリンスタンドがないことも多いため、目的地から最短のスタンドを調べておきましょう。燃料タンクが小さい原付バイク(クロスカブ110の場合、4.1ℓ)では200kmを目安に早めの給油がおすすめです。余裕を持って給油することで、万が一のガス欠で慌てる心配が少なくなります。

    POINT
  • 事前にルートを下調べすれば、予期せぬトラブルを避けられる
  • 休憩ポイントや映えスポット、スーパーの位置を調べておこう
  • 最寄りのガソリンスタンドは必ず把握して、早めの給油を

5.初心者におすすめのキャンプ場・サイト選び

初心者の方におすすめするキャンプ場は、サイトまでバイクの乗り入れが可能なキャンプ場です。ファミリーをターゲットとしたキャンプ場では、テントを設営するサイトと駐車場が離れていることもあります。サイトまでバイクの乗り入れが可能なら、荷物を運ぶ手間を省くことができて、テントの設営も余裕を持って行えるのでおすすめです。

テントを設営するサイト選びでは、できるだけフラットな場所を選びましょう。サイト選びは寝心地の良い睡眠スペースの確保につながるため重要です。どうしても平らな場所を確保できなかった場合は、頭を高い方向に向けると比較的寝やすい睡眠スペースを作ることができます。

テント設営の際は、風向きにも注意しましょう。自然の中で行うキャンプでは、思わぬ突風や雨の影響を受けることがあります。風を遮る樹木の近くを選んだり、長めのペグを使って四隅をしっかりペグダウンすることで、安全にテントを張ることができます。

    POINT
  • サイトまでバイクの乗り入れ可能なキャンプ場がおすすめ
  • テントの設営は、できるだけフラットな場所を選んで
  • テント設営は風向きにも注意、四隅はしっかりペグダウンする

6.おすすめのキャンプスケジュール

初めてのキャンプツーリングでは早めのスケジュールで行動しましょう。ツーリングの準備は2日前までには済ませて、前日は早めに就寝します。当日の朝は余裕を持って出発でき、午前中はマイペースでツーリングを楽しめます。キャンプ場へは早めの到着がおすすめです。多くのキャンプ場が13時過ぎからチェックインできるので、昼食をキャンプ場で食べるのもアリです。フリーサイトの場合、早めに到着すれば条件の良い場所にテントを設営できます。またキャンプ場へ向かう道中で食材を購入するのがおすすめです。あらかじめ食材を購入しておけば買い出しに出る必要もないので、テントの設営を済ませたら、後は思いっきり自分時間を満喫できます。サイトの周りを散策して自然の風や川の流れを感じたり、何にもしないでぼーっとしてみたり、夜に備えて薪を用意したりと、自分のスタイルで過ごしてください。せっかくの『非日常』を味わうためにキャンプするのですから、時間に追われないでゆったりと自然を楽しみましょう。

夕食を食べて焚き火を眺めながらゆっくりしていると、キャンプの夜はあっという間に更けてきます。夜更かしはほどほどにして、次の日に備えて早めに就寝しましょう。

キャンパーの朝は早いです。日の出とともに活動する人もいます。初心者の場合、朝食は無理して調理をしないでパンなど購入したもので手軽に済ませると、片付けの手間も少なくなっておすすめです。テントは夜露で濡れていることが多いので、少し乾かしてからパッキングするとバッグの中が汚れにくくて良いでしょう。

タイムスケジュール例

〜2⽇前 ツーリング準備を済ませる(キャンプ場予約・ルート確認・持ち物準備)
前 ⽇ 荷物の最終確認〜早めに就寝する(間違っても、呑みに⾏くのはNG)
当⽇朝 バイクへ荷物を積載(ガレージがある場合は、前⽇にある程度積載を済ませておきましょう)〜余裕を持って出発
↓  キャンプ場に向かう途中で⾷材の買い出し、燃料給油も済ませる
13時頃 チェックイン
↓  テントの設営、のんびり⾃然を楽しむ
17時頃 ⼣⾷の準備〜ディナータイム
↓  夜ふかしはほどほどにして、早めの就寝
翌 ⽇  起床〜朝⾷は簡単に済ませるのがオススメ
テントの撤収、荷物のパッキング
チェックアウト
↓  帰り道も安全第⼀でのんびり⾛⾏〜⾃宅に到着
    POINT
  • キャンプツーリングは早め早めのスケジュールで行動を
  • 道中で買い出しを済ませ、キャンプ場ではゆっくり自然を満喫しよう
  • 一晩使ったテントは簡単に乾かしてからパッキングを

7.気軽に始められるチェアリングもおすすめ

初心者がキャンプツーリングを始めるには、テント・シュラフ・テーブル・ライト・焚き火台などいろんな道具を揃える必要があります。予算もそれなりにかかるため『最初はもう少しライトなスタイルで始めたい』と思う方もいるでしょう。そんな方には『チェアリング』がおすすめです。

『チェアリング』とは野外でアウトドアチェアに座ってのんびり自然を楽しむことです。半日ぐらいの時間があれば、水筒を持参して本を読んだり、お気に入りの豆でコーヒーを淹れて飲んだりと、気軽にアウトドアを楽しむのにぴったりのアクティビティ。椅子一つから始められる気軽さは、肩の力を抜いて走れる原付バイクとの相性も抜群です。

    POINT
  • 簡単な道具で始められるチェアリングもおすすめ
  • 気軽に楽しめるのが原付バイクキャンプ最大の魅力

さあ、あなたも自分の思ったスタイルで原付バイクキャンプツーリングを楽しんでみましょう。

本記事は2023年7⽉14⽇時点の情報です。記事内容の実施にあたっては、ご⾃⾝の責任のもと、安全性・有⽤性を考慮してご利⽤いただくようお願いいたします。

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