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キャンプの撤収が楽になる、ドームテントをスマートに畳むコツを解説

2025.02.27

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キャンプの撤収って、割と大変だし時間がかかるんですよね。その中でも、大きく差が付きやすいのがテントの収納。テントによっては収納袋の大きさがギリギリで、畳み方を失敗すると何度もやりなおすことになったり。そこで、テント開発者直伝の「ドームテントの上手な畳み方のコツ」を解説していくよ。使用するのはデイトナアウトドアのマエヒロドーム デュオ。
ちょっとしたコツや畳む順番を抑えておくことで、簡単かつ安定してドームテントを畳むことができるようになるはずなので、ぜひ参考にしてね。

1.今回使うのは、2人でのびのびキャンプできるマエヒロデュオ

実際にテントを畳んで解説していきたいんだけど、そのモデルとしてデイトナアウトドアのマエヒロドーム デュオを使っていくよ。

なので、畳み方のコツだけど、2人用テントのマエヒロドーム デュオを使って解説していくよ。と、いうのも撤収ってソロの時よりも複数人のキャンプの方がプレッシャーかかるからね。
マエヒロドームデュオは、広大な前室と軽さ、そしてコンパクトな収納サイズが特長の二人用ドームテント。大人気のマエヒロドームから、さらに居住性を高めたモデルね。
マエヒロシリーズの特長である前室の広さと、十分なサイズの寝室により、2人でも余裕を持ってキャンプを楽しむことができるよ。
https://outdoor.daytona.co.jp/products/0101009


マエヒロシリーズって、収納袋も凄く優秀なので畳んでからの収納についてはかなり融通が利くんだけど、畳み方のコツ自体はほとんどのドームテントで共通なので覚えておくときっと撤収がスマートになるよ。

2.上手な畳み方のコツを実践していくよ

では、本題である畳み方のコツ。まずはフライ&インナーの畳み方について。ポイントは3点。

1.空気を抜くこと
2.
四角くしてから畳むこと
3.
空気が抜ける方向に巻いていくこと


フライやインナーだけでなく、ポールについてもコツがあるよ。こんな感じ。

1.Y
字形状の場合は短い部分を先にまとめておくこと
2.
なるべく中央に近いところから畳んでいくこと


ひとつずつ説明していくよ。まずはフライ&インナー。 

ひとつ目は、「空気を抜くこと」。

テントに限らないんだけど、キャンプギアが収納袋に納まらない大きな要因として「空気を含みすぎている」というのがあるんですよ。
なので、畳むときに空気を逃がすように意識することが凄く重要。とはいえ、テントってかなり大きいので、空気が残ってしまいがち。

そこであらかじめ「空気の逃げ道を確保しながら」畳んでいくことで、無理なく小さくたたむことができるよ。
特にフルクローズインナーの場合は、畳むときに空気が抜けやすくなるように、インナーの窓を少し開けて空気の逃げ道を作っておこう。

ふたつ目、「四角くしてから畳む事」。

ドームテントは曲線が多いので長方形になるように端っこから畳んでいくことで、より綺麗にまとめることができるよ。
そのまま畳んでしまうと、曲線部分が余ってしまうので、どうしても折る回数が増えたり、畳んだ時の厚みが増えたりしちゃうんですよね。
さらに次のポイントにも関係してくるんだけど、四角くして畳む方向にもコツがあるよ。

最後に、これが今回一番のポイント。フライについてなんだけど、「空気が抜ける方向に巻いていくこと」。
畳んだ後に巻いていくんだけど、その時に閉じた袋状態にしてしまうと、空気が抜けなくなってしまうんですよ。
なので、畳むときに地面側の長辺を残すように畳んで、そして巻いていくことで空気を抜きつつコンパクトにまとめることができるよ。

文章だけだよちょっとわかりにくいので、また実際の手順を確認してね。
そしてポールについて。ポールは材質や構造、形状など色々あるんだけど、ポールの内部にゴムコードが通っているタイプね。
マエヒロドームみたいに両端がY字形状になっている構造の場合、端っこをあらかじめ畳んでおくことすごく扱いやすくなるよ。

そして、折るというか畳んでいくときなんだけど、ポールを畳むと内部のゴムコードが伸びていくので、負担を減らすためになるべく中央近くから折り曲げていこう。

3.ポールを畳もう

まずはポールから。
畳んだポールの長さがフライやインナーを収納袋に収める際の横幅の目安になるからね。
最初にポールを畳んで置いておくことで、畳むときの失敗が少なくなるよ。

ポールを畳むときは、ゴムコードを傷めないよう中央から折っていくことでゴムコードの負担を減らすことができるよ。ただ、多少ゴムコードが傷んだところで設営できなくなるわけじゃないし、DIYで補修も可能なので、大切に使うならなるべく中央から、って感じ。

 マエヒロドームは、両端がY字形状。端っこ部分を先に折ってまとめておくことで、長いポールでも扱いやすくなるよ。その際も各部の中央から畳むのを意識しておくとよさそう。

こんな感じで、端っこ部分をまとめてから中央の長い部分を折るようにすると、持ちやすくなるので、畳む作業が楽になるよ。

ポールを畳んだ幅が、フライやインナーを畳むときに横幅の基準になるよ。これよりも少し小さくなってればOK
マエヒロドームはポール収納袋も付属するので、ポールを畳んだら収納袋に入れてそのまま地面に置いておこう。

4.インナーを畳もう

次はインナー。畳む順番は、インナーからでもフライからでも、どちらでも問題ないよ。大抵のインナーは底面が四角い形状なので、そこを基準。まずは上部、膨らんだ部分がなるべく平らになるようにしていこう。 フルクローズインナーの場合は、ファスナーを1/3程度開けておくことで、空気が逃げやすくなるよ。

さて、準備が出来たら畳んでいくんだけど、流れとしては長辺側、つまり画像の左右方向を中央に寄せていく感じね。

 まずは端から1/4くらいの場所で谷折りしていこう。

こんな感じね。反対側も折っていくよ。

そしたら、次は端から1/3位の場所でまた谷折り。手前に置いてあるのがポールの収納袋ね。この幅に収まるように。。

反対側も谷折り。

ポールの収納袋よりも幅が小さくなれば完璧。

インナーについては底面が四角いので、畳む難易度は低め。ただ、ファスナーを開けておくことと、最初に平らに潰しておくことで、かなり仕上がりに差が出るよ。

5.フライを畳もう

次はフライ。インナーよりも畳み方で差が出やすいので注意してね。ただ、理屈は簡単よ。

まずは、フライを平らにしよう。一番長い中央部分で山折りね。設営状態でいうと、この赤いラインのところ。わかりやすいように設営状態にしてあるけど、もちろん畳むときはポールから外してからね。フライを中央部で山折りするとこんな感じ。最終的に空気の抜ける方向、画像だと奥に向かって巻いていきたいので、それに合わせてフライの地面に接する部分を上にしてるよ。

フライの頂点側から地面側に巻いていくことで、空気が一番抜けやすい畳み方になるんですよ。

まずは手前側、つまりフライ頂点部分の曲線部分を谷折り。だいたい画像の位置くらいのとこで折ってね。
ここは一度折ると空気が抜けにくいポイントになるので、多少空気を抜くことを意識しつつ。

次は左右を四角くしていくよ。向かって右側の三角部分を谷折り。

反対側も谷折り。

ここからはインナーの時とほぼ一緒。端から1/4位のところで谷折り。

反対側も。

インナーと同様、ポールの長さを見ながら、1/3くらいのところで谷折り。

反対側も谷折り。

これで畳むのは完成。

インナーとフライを重ねて、空気を抜く弧を意識しつつポール収納袋に巻き付けていくよ。
フライについては、頂点側から地面側に向かって巻き付けていこう。簡単に空気が抜けていくよ。

しっかりと空気が抜けるので、まとまり良く綺麗に畳むことが出来るよ。

あとは収納袋にいれて、完成。
マエヒロシリーズは収納袋にコンプレッションベルトがついているので、よりコンパクトにまとめることができるよ。

テントが収納袋に納まらない原因として、特に大きな要因は空気の逃げ口がない事。なので、インナーのファスナーを開けておくことや、フライを折るときに逃げ口を作ることで、畳み具合にすごく差が出るよ。
撤収時のストレスを減らすためにも、ぜひテント開発者直伝のコツを試してみてね。

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