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LiQスモーカーがあれば、家でもキャンプ場でも簡単気軽に燻製の香りを楽しむことができるぞ

2024.09.06

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キャンプ飯の定番といえば燻製。家でやるのはちょっと敷居が高いけど、キャンプ場なら気軽に挑戦できるし、効果も大きくて個人的にもオススメな楽しみ方。
そんな燻製を、キャンプ場はもとより、家でも気軽に楽しむことができるのが、このLiQ SMOKER(リキスモーカー)。通称リキスモ。その名の通り、リキッドつまり液体への簡易的な燻製を、すごく簡単にしてくれるアイテム。オススメはお酒だけど、その他の食材にも色々使えそうなので、基本的なスペックから使い勝手まで見ていくよ。

LiQスモーカーの詳細をチェックしてみる

まずはLiQスモーカーの特長から。

燻製を身近にしてくれるスモーカー。そもそも燻製というのは、温燻、熱燻、冷燻という3つの手法があるんだけど、冷燻は凄く敷居が高いので割愛。キャンプなんかで楽しむのは、スモークウッドなんかを使う温燻か、スモークチップを使う熱燻製。温燻はだいたい1時間から1日くらい。自分も一度温燻でベーコンを作ったことがあるけど、燻製後に寝かしの時間も必要だったりして、やや敷居高め。熱燻は、数分から1時間くらいで済むので、キャンプなんかではオススメ。
LiQ
スモーカーについては、スモークチップを使う、より敷居の低い熱燻って感じ。厳密にいうと熱燻の温度である80140℃までは達しないと思うので、あくまでも簡易的なもの。
その特性を生かして、液体や水分量の多いもの、空気を含みやすいものに簡単に燻煙で香り付けができるのよね。開発経緯によると、焼酎やウイスキーなどに対して、カップ単位で燻煙の香りづけを行うのが当初のコンセプト。ただ、燻煙で気軽に香り付けができるので、使いこなせば可能性は凄くありそう。そのあたりは後程やってみるとして、まずは外観から見ていくよ。

天面はこんな感じ。

素材はサペリという木材。別名サペリマホガニーと呼ばれることもあるように、世界三大銘木であるマホガニーの代替素材として、高級家具などにも使用される高級材。というのもマホガニーは希少なので、高級家具であっても気軽には使用できなくなりつつあるんですよね。比重についても、幅があるものの調べてみるとだいたい0.66くらい。マホガニーとかなり近似してる。

サペリの特長はマホガニーとほぼ同様。美しくまっすぐな木目、そして赤みがかった深みのある木地が特長で、使い込むことで深みを増すのも魅力。
そんなサペリ材に、デイトナアウトドアロゴと、LiQ SMOKERロゴが焼印されてる。

ウッド部分の直径は、実測で約89.8mm。使用できるカップについては、90mmを下回ることが目安になりそう。

せっかくだからスモーカー部分の直径も測ってみた。おおよそ36.7mmくらい。
この金属パーツはステンレス製。なので錆びにも強いし、ガシガシ洗うことができるよ。

思い付きで測ってみたけど、この数値はあんまり活用する場面がないかも。反省。
次はスモーカー部分の飛び出し量を測ってみたところ、おおよそ14.5mmくらい。

構造としては、2枚のウッドパーツと2枚の金属パーツによる4点構成。ウッド部分については、土台と蓋。
じゃあ金属パーツがなんで2枚かというと、食材の上でチップを燃焼させるので、炭が落ちないようにするため。
セットするときはまず1枚目の金属パーツをセット。ちなみに深さが違うので間違えてセットする心配はないよ。

この1枚目金属パーツはサイド部分に穴が開口されてるので、上から落ちた炭を受け止めてくれる役割。
そしたら2枚目の金属パーツを載せるよ。これは仮に火口パーツというべきかな。直接スモークチップを載せるパーツで、下部分に開口されてる。


触ってて気づいたけど、燻煙の勢いを増やすなら、1枚目のパーツを使わずに穂口パーツだけで使ってみるのもアリかも。炭が落ちても取り除くことができるような素材に限るし、おそらくメーカーの推奨する条件じゃないから、くれぐれも自己責任で。

ちなみに、一枚にしてみたところ飛び出し量は6mmくらいだった。

 

LiQスモーカーを実際に使ってみる

では実際にやってみるよ。
今回はウイスキー的なものに香りづけしていくよ。適当に家にあったグラスだけど、余裕でLiQスモーカーを載せることが出来たよ。よほどでっかいマグカップとかでなければ余裕じゃないかな。

 

そしたら、土台のウッドパーツにまずは1枚目の金属パーツを載せるよ。

んで、1枚目の金属パーツ。実際にはここまで一瞬だけどね。あえて入念に。

火口部分にスモークチップを載せていくよ。今回はオークチップ。最初は少なめがいいかも。

あとはターボライターで着火。あんまりでっかいトーチとかだと周辺が焦げるかもなので、コンパクトなものが推奨されてる。

適当に火が付いたら蓋をしてしばし待とう。23分経ったら蓋をあけて追い着火。

煙って明るいところだと見づらいので、暗いところで煙の出具合を見てみたよ。
上から落ちてきた煙が循環してる。こうして液体に香り付けをしていくのね。キャンプ場の夜とか、暗いところだと目も楽しませてくれそう。

これを繰り返して、適当なところであとは飲むのだ。

実際に飲んでみると、元々の味に対して品良く燻煙の香りづけがされていて、はっきりと味の変化を感じることが出来た。
香り付けの具合は、追い着火の回数で調整できるので、好みのバランスを試していこう。
ちなみに、追い着火をする際にチップを追加していくと思うんだけど、あまり追加しすぎると炭が邪魔をして煙が落ちにくくなるので、そのあたりの調整も大事かも。
ものすごく手軽なので、酒以外にも気軽にチャレンジできて楽しいよ。ちなみにコーラで試したところ、コーラとオークの相性はイマイチだった。

購入方法については、一般販売に先行して、クラウドファンディングサイトのCMAP FIRE106日まで予約受付中だよ。
https://camp-fire.jp/projects/785150/

 

 

 

醤油や塩、缶詰も試してみた

LiQスモーカーがもっとも効果を発揮するのは液体ということで、醤油や塩なんかへの香りづけも効果的らしい。
で、思ったんだけど水分が多い方が香り付けしやすいなら、キャンプの定番であるところの「缶つま 厚切りベーコン」も良さげではなかろうかと。というわけでどんどんやっていくよ。

醤油とか塩とかは、分量が少ないので浅めなケーキカップでやってみるよ。ただ、やってみてわかったけど、透明な方がやってて楽しいね。

心配になって覗いてみたところ、ちゃんと側面から煙が出てる。良い感じ。

で、一通りスモークしてみたよ。
まずは食塩。せっかくだから愛用してるマルドン シーソルト。中世以前から続く塩の生産地であるイングランド東部エセックス地方のマルドンクリスタルソルトカンパニーの塩。結晶状の大きな粒が見た目の特長。ほんとに美味い塩なので、オススメよ。

ちなみにマルドンシーソルトのラインナップには、スモークソルトもあるくらいなので、そりゃあもう美味しくなるに決まってる。
予定では燻煙で黄色っぽくなるかと思ったけど、そこまで派手には色づかなかった。でもよく見ると黄色っぽい。
試食してみると、塩の味わいと燻煙の香りが凄く合う。塩に香り付けすることで、さまざまな料理でスモークを楽しむことが出来そう。これは可能性の塊ですね。

 

お次は醤油。
なんせ醤油だけあって見た目はなんにも変わらない。
醤油と燻煙は凄く相性が良かった。これも塩と同様、さまざまな食材に使うことで可能性が広がりそう。
醤油を味見して思ったけど、焼き鳥のタレをスモークして焼いた鶏に塗ることで、炭火焼じゃなくても香ばしい鶏肉が作れるかもしれない。

 

ラストは缶つま。

オイルに浸っているので、水分量の多い食材と同じ感じに燻煙が馴染むのではなかろうかという皮算用。

やってみたところ、スモークの香りづけはかなり効果的。ただ、常温の缶詰から出してすぐスモークしたんだけど、もっとあったかい方が美味いね。なので、あらかじめ温めておいて、それからスモークした方が良さそう。

 

公式ストアでは真鍮モデルも

通常のLiQスモーカーは、サペリ材にステンレスを組み合わせてるけど、公式オンラインストア限定で真鍮モデルも登場予定。発売時期は10月下旬予定。
赤身のあるサペリと真鍮の組み合わせは、非常に色気のあるもの。サペリ、真鍮ともに使い込むことで深みを増していくので、愛用のギアとしても愛着が増すこと間違いなし。
あと、真鍮といえば音色の美しさも特長。取り出したりセットするときのキーンという高音の心地よさも所有感を高めてくれるよ。

サンプルはまだ真新しいので、ピカピカだけど使い込むことで渋く深みのある色合いになるはず。

 

まとめ

お酒をたしなむ人には、文句なく楽しみが広がる逸品。ただ、お酒以外にも醤油や塩は鉄板だし、ほかにも色々活用できそう。まさに燻製を身近なものにしてくれる革新的アイテムだよ。

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