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開発者インタビューvo.1 「マエヒロドーム」 広々前室が魅力のツーリングテント誕生秘話

2023.09.29

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キャンプの快適さがアップデート!

広々前室が魅力のツーリングテント誕生

2023年3月、東京モーターサイクルショーでデイトナがオリジナルテント第2弾「DAYTONA neGla MAEHIRO DOME(以下、マエヒロドーム)」を発表し、多くのライダーの注目を集めました。軽さ、サイズ、素材、使い勝手など、細部に至るまでこだわりぬいた「マエヒロドーム」に込めた思いを、開発担当の森山さんが語ります。

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01.軽量で、抜群のサイズ感!

【キャンプをとことん楽しむテント】

これまでogawaとコラボしたツーリングテント「ST-II」や「ドームルーム」を手がけてきました。「ST-II」は高い快適性が魅力ですが、ライダーからするとちょっと大きくて、重さがある。「ドームルーム」は「すべてがちょうどいい」をコンセプトにゆったりとした空間が特長のスタンダードなテント。ですので、次にテントを作るなら、軽く、バイク乗りならではのユニークな発想が詰まったテントにしたいと考え、生まれたのが「マエヒロドーム」です。

名前の通り、前室の広さが一番の特長です。前室にある3つのパネルを閉じても、ぎりぎり2人が座れるぐらいのスペースがあり、ソロキャンプなら、イスとテーブル、シートバッグを置いても余裕の広さです。キャンプツーリングは車のキャンプと違い、雨が降ったら荷物を一時避難させたり、車の中で過ごしたりできません。テントに前室がなければ、寝袋に入って、テントの中でぼんやり過ごすだけということも。雨の日でもと言うと大げさですが、どんな環境でも楽しくキャンプをしていただきたいですし、前室が広いことでキャンプの楽しみ方もグッと広がると思います。

Y字ポールの中心にあるリッジポールを延長させ、トンネルのようにしたことで、広い前室が生まれた。人目が気になるときはフロントを閉じ、左右を開けることでプライバシーを確保できるのもうれしい

02.ライダーの使い勝手にこだわった妥協しない

【デイトナのモノづくり】

開発に当たって特に大事にしたのが、重さとサイズ。「ST-II」「ドームテント」はともに3.9kgあったので、3.0kg以下、サイズは46cm以内に納めることを目指しました。軽量性と耐久性のバランスを考慮し、最終的に3.4kgになりましたが、使い勝手のいいテントが完成しました。

ポールの素材は、アルミの中でも軽く、強度が高い7000番台のジュラルミンを使っています。ポールの形状や組み方をイチから見直し、針金で12分の1サイズの試作品をいくつも作り、バランスのいい形状を探していきました。工場で作ってもらった試作品にはたわみがあり、インナーテントとフライシートが接触してしまったのでやり直し。そんな試作を繰り返し、今の形になりました。

テントの前後が分からなくても、同じ色のポールとハトメを組み合わせていくだけと、説明書を読まなくても設営できる

グローブをしたままでも操作できる自在をチョイス。細いガイロープを選ぶことで軽量化にも貢献

フライシートには、軽量な20デニールのリップストップナイロンを採用。一般的に、フッ素コーティングのテント生地が多いのですが、「マエヒロドーム」の表面はシリコンでコーディングしています。薄いナイロンシートをシリコンの液に浸すことで中まで浸透し、撥水性と耐久性を高めることに成功しました。

手が透けるほど薄いけれど、ラフに扱っても十分な耐久性と、高い撥水性が実現

「マエヒロドーム」のパッキングサイズは、44cm×直径18cmとかなりコンパクト。東京モーターサイクルショーでは、マットの収納袋と勘違いされるお客さまもいました(笑)。バイクに外付けされることも考慮し、収納袋にはテントよりも厚い150デニールの生地を使っているほか、固定ベルトを通せたり、ロゴマークを反射プリントにしたりと、細かな部分まで工夫をしています。「デイトナさんは、ライダーのことをよく分かってるよね」と、お客さまに言っていただけた時は、うれしかったですね。

女性でも楽々持ててしまえるほどのサイズ感。ストラップをしぼることで、さらにコンパクトに

03.テントだけにとどまらない

【キャンプを楽しむ商品を提案】

キャンプツーリングでは、快適性を犠牲にしても、軽量でコンパクトさを優先させるため、登山テントや前室のないテントを使う方が多いように思います。ライダーもそんなテントを使いたい訳ではなく、ただ、選択肢がなかっただけなんです。そんなライダーにこそ、この「マエヒロドーム」を使っていただきたいですね。

森山さんもツーリングキャンプやテント泊登山を楽しむ。ならここの里、渚園など、静岡県には魅力的なキャンプ場が多いと話す

「マエヒロドーム」は設営も簡単ですし、自立もするので、初めてのキャンプツーリングにおすすめです。高さは143cmと、男性でも無理なく出入りでき、ファミリー用テントと同じ感覚で快適に過ごせます。バイクはもちろん、軽キャンパーや荷物を積めない小型車でのキャンプにもぴったりのテントです。

今後は、クッカーといった調理道具の開発も計画しています。シートバッグの形状を考えると、丸型のクッカーだとどうしてもムダな空間ができてしまうので、四角型で、積載しやすいものを企画中です。デイトナのアウトドアブランドのコンセプトは、「バッグひとつで、キャンプの世界へ」です。シートバッグひとつ持って、気軽にキャンプを楽しめる環境を、これからも提案し続けていきたいと思います。

品番:37041

標準価格:4万700円(税込)

 【取材ロケ地協力】

ならここの里キャンプ場
https://www.narakoko.info/

注意:この記事は、2023年4月19日現在のものです。掲載商品は予告なく入荷時期・品番・価格・仕様が変更になる場合があります。

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