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リブランデイングに込めた想い

2024.07.31

    INDEX

ブランドストーリー

「DAYTONA OUTDOORS」が作りだすこれからのキャンプスタイルとは。

リブランデイングに込めた想い

リブランディングに込めた想い_写真1

01.誕生のきっかけ

【キャンプの楽しさをライダーに伝えるブランドとして】

2022年に50周年を迎えたデイトナは、さまざまなバイク用品の開発を通じてバイクの楽しさやライディングの快適さを届けてきました。
その過程において、ライダー向けアウトドアブランド「DAYTONA OUTDOOR SUPPLY」を2018年に立ち上げ、キャンプ用品をリリース。ツーリンググループの扱うアイテムのひとつとして、キャンプの楽しさをライダーに伝える一歩を踏み出しました。
そして2023年4月「DAYTONA OUTDOORS」としてリブランディングし、これまで以上により本格的なアウトドアブランドとして生まれ変わることとなりました。
ブランドをプロデュースするグループリーダーの落合さんが、「DAYTONA OUTDOORS」のリブランディングに込めた想いを語ります。
リブランデイングに込めた想い_2

02.ブランドコンセプト

【ノスタルジックと先進性の融合】

「DAYTONA OUTDOORS」が追求するのは、使う人の『感性』に響くキャンプギアをつくることです。そのためにブランドコンセプトに『ノスタルジックと先進性の融合』を掲げています。
バイクやクルマの世界でひとつの流れになっているネオクラシックやレトロモダンと呼ばれるスタイルがあります。クルマで言えばVWのニュービートルやFIAT500、バイクではBMW R nine Tなど、伝統を感じさせるヴィンテージモデルをデザインモチーフにしながら、機能性は最新の技術を使って形にしています。そうすることで見た目にはカッコよさを、乗り心地は現代の快適さを両立させている。そうした時代の流れとキャンプギアを結びつけていきたいと思います。
ターゲットにするのは40〜50代の大人のライダーです。いろんな人生経験を積んできて、モノの価値が分かる方たちとも言えるでしょう。そんな大人のライダーに向けて「DAYTONA OUTDOORS」では経年変化を味わえる素材感なども大事にしていこうと考えています。新品のときよりも、むしろ使い込んでいけばいくほど『自分の道具』という愛着が感じられる。そして使い込んでいったときに、「DAYTONA OUTDOORS」を選んで良かったと言っていただけるようなキャンプギアを開発していくつもりです。
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03.ブランドカラーを決める

【フォレストカーキ】

2022年7月からブランドプロデューサーに就いて、まず初めに既存のアイテムをチェックしました。これまでのOUTDOOR SUPPLYは『バイクツーリングキャンプに必要なものを一通り揃える』ということに重点を置いていたため、コンセプトやアイテムカラーが明確に定まっていませんでした。
そこで「DAYTONA OUTDOORS」では、ブランドイメージを象徴するカラーとして『フォレストカーキ』を設定。オリーブ系のカーキ色で、ミリタリーっぽさを感じさせる色からは無骨さや男臭さ、頼りになる道具といったイメージが伝わり、これからの「DAYTONA OUTDOORS」の世界観にぴったりな色です。さらにフォレストは森を意味する言葉で、デイトナがある静岡県森町を連想させるといった意味もこめています。
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04.ブランドイメージを五感で伝える

【視・聴・嗅・味・触】

ブランドコンセプトをより深く理解していただくために、さまざまな方法をトライしていきます。
目で見る情報が基本となるのはもちろんですが、新たな試みとしてブランドイメージを伝えるオリジナルBGMをつくりました。曲づくりは愛知県在住のアーティスト”かとうせりな”さんにコンセプトを伝えて依頼しました。リラックスした浮遊感を感じさせるR&Bをベースに、アクセントとして祭囃子をさりげなく挿入しています。これは森町近隣に伝わる笛と太鼓の祭囃子をサンプリングしました。以前から太鼓が刻むビートにR&Bのテイストに通じるものを感じていたので、この曲のように「DAYTONA OUTDOORS」でキャンプをのんびりリラックスして楽しんでもらいたいと思っています。
また匂いや味覚でも、コンセプトを伝える取り組みや商品を考えています。ぜひ期待して待っていてください。
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05.お客さまの声をダイレクトに聞く

【直販サイトでの販売】

「DAYTONA OUTDOORS」の商品は、お客さまがデイトナの運営するサイトから直接購入できます。これまではショップなどから間接的に伝えられていた商品についての問合せや意見も、デイトナが直接お聞きしていきます。お客さまからの声をダイレクトに聞くことにより、商品の使いやすさや追加してほしい機能などを次の開発に反映することができるでしょう。
デイトナとお客さまのキャッチボールを多くすることにより、ブランドコンセプトを深く共有して、より良い商品づくりに活かせると思っています。
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06.和のテイストをキャンプギアに

【快眠キャンプアイテムneGlaシリーズ】

「DAYTONA OUTDOORS」のアイデンティティのひとつに『和テイスト』があります。この「neGla」シリーズのネーミングも、『寝ぐら』という日本語と『ネビュラ=星雲』という2つの意味をかけて名付けました。そのほかに目をつけているのが、地元でつくられる生地や真田紐といった伝統的な素材です。そうした日本ならではの素材を、キャンプギアに組み合わせることができれば、他にはないオンリーワンの個性を生みだせるのではと考えています。実は将来的に「DAYTONA OUTDOORS」を海外のアウトドアにも展開したいという夢があります。和テイストはノスタルジックであると同時に、海外では新鮮さを感じさせる部分になると思っています。
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07.アイデアさえあれば何でもカタチにする

【新しいキャンプスタイルを創造する】

商品開発の現場ではいつも新しいアイデアを考えています。アイデアがあってもカタチにできない会社が多いんじゃないかと思いますが、デイトナにはバイクパーツ開発で培ってきたモノづくりのノウハウがあります。だからこそ、アイデアさえあれば何でもカタチにできるのがわたしたちの強みです。わたしが試作した新作の焚き火台などもあり、今後商品化を見据えて改良を重ねている最中です。
新生「DAYTONA OUTDOORS」のキャンプギアに大いに期待してほしいと思います。
 
【取材ロケ地協力】
ならここの里キャンプ場
https://www.narakoko.info/

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